パッケージ製作を簡素化するEsko Software Platformを発表 - Esko

パッケージ製作を簡素化するEsko Software Platformを発表

2016年4月22日

Esko Software Platform logo

ゲント(ベルギー)、2016年3月16日 - Eskoは、従来のソフト ウェアソリューションを完全にアップデートし、新たに「Esko Software Platform」というブランド名で再展開します。これまでパッケージやラベル、ディスプレイ、看板/ポスターのデザイン、プリプレス、ワークフロー自動化、カラー管理、サプライチェーン連携において優れた実績を挙げてきた統合ソフトウェアソリューションポートフォリオの次世代バージョンとなります。

Esko Software Platformは、大幅に機能が拡張されており、他に類を見ないユーザーエクスペリエンスを実現します。2016年5月31日~6月10日にドイツのデュッセルドルフで開催される「drupa 2016」において、Esko Software Platformの革新的技術と統合性の全容が初披露される予定です。

drupaで公開されるEsko Software Platformの主な特長:

  • 多数のソフトウェアモジュールをSaaS(Software as a Service)として提供、サブスクリプションでの購入が可能(日本国内での展開は未定)
  • 3Dサポート機能を向上(特にWebCenterやモバイル機器でオブジェクトを表示する際)
  • WebCenter用の新しいContent Managementモジュール
  • ArtPro+:プラットフォームに依存しないまったく新しいネイティブPDFプリプレスエディター
  • ArtiosCAD 16のマルチパートPOPデザインに対応した新しいツールとライブラリー
  • Store Visualizer 16向け棚割り用インターフェース
  • Automation Engineの新しい自動品質保証ツールセット
  • Eskoハードウェアをワークフロー内に統合(Automation Engine Device View)
  • すべてのアプリケーションにわたってユーザーエクスペリエンスを向上

今日のラベル、パッケージ、看板/ポスター、ディスプレイの製作は、ますます複雑化が進んでいます。ブランドオーナーは、より良い製品を大量に早く市場に投入することを望んでいます。このため、製品ファミリー内のバリエーションが増加しており、それぞれにラベルやパッケージ、POPなどの看板/ポスターが必要になっています。これらの製品は、かつてないほどの小ロットで、かつてないほど短期のリードタイムで製作する必要があります。さらに法規制やブランドイメージを遵守することが求められており、そのプレッシャーについても考慮に入れる必要があります。

このように複雑さが増すことで、ラベル、パッケージ、看板/ポスター、ディスプレイグラフィックスの製造業者は、積極的に混合型の印刷技術を利用するようになっており、デジタル印刷が組み込まれる頻度が増加しています。また、製作会社は、プリプレスや印刷を担当する経験豊富なオペレーターが全体的に不足しているという問題にも直面しています。Eskoのソフトウェア担当副社長であるBernard Zwaenepoelは、次のように述べています。「お客様との対話を通じて、特に大きなニーズとして、柔軟な運用、短期間で習得できる操作性、迅速な市場投入、生産性の向上が求められていることがわかりました。Esko Software Platformのリリースにより、Eskoは、“パッケージ製作のシンプル化”に向けた取り組みを示します。」

Esko Software Platform:使いやすさと柔軟性を実現する新しいアプローチ

Zwaenepoelは、次のように説明します。「Eskoがソフトウェアポートフォリオを統合プラットフォームに変容させたのは、お客様のソフトウェアライセンスの購入方法、利用方法、管理方法の志向に合わせたものです。製作拠点を多数持つ巨大なグローバル企業であっても、家族経営の小規模店舗であっても、この志向の傾向は変わりません。Esko Software Platformは、ニーズの変化に応じて、簡単に処理量や機能を追加することができます。コスト管理と生産性最適化を重視するお客様は、Eskoが提供する統合型のエンドツーエンドソリューションによって、投資を最大限に活用し、成長を促進することができます。」

クラウドにもオンプレミスにも対応:自由な選択肢

Esko Software Platformは、オンプレミス環境でも、クラウド環境でも導入可能で、従来型のライセンス方式でも、柔軟なサブスクリプション方式でも購入できます。クラウド環境向けの製品として、Eskoは、魅力的なSaaS(Software as a Service)ソリューションシリーズを開発しています。

  • Esko Share and Approve Service WebCenterは、WebCenterの使いやすい包括的なウェブベース承認ツールです。
  • Cape Pack 16は、パレタイジングサービスをSaaSモデルに移行したものです。カスタマイズ可能なレポート機能として、ロジスティックスソリューションの3Dビューなどがあり、クラウドに保存することで、すべての関係者と簡単に共有することができます。
  • WebCenter、MediaBeacon、ArtiosCAD Enterprise、CHILI Publisherによるオンライン編集も、SaaSモデルで利用できます。

Zwaenepoelは、次のように述べています。「SaaSモデルでは、サービスのホスティングと管理をEskoが担当します。お客様は、必要なソリューションを選択することで、ITコストを増やすことなく、ビジネスを遂行することができます。ソフトウェアのアップグレードとは異なり、複雑な要素はありません。また、Eskoソフトウェアサブスクリプションを利用することで、柔軟性が高まり、お客様は大きなメリットを得ることができます。たとえば、ニーズが増大した場合でも、サブスクリプション方式では、シンプルにソフトウェアシートを追加するだけで済みます。これにより、お客様は、キャッシュフローや運用コストの管理を効率的に進めることができます。Eskoは、圧倒的なレベルの柔軟性により、真の“パッケージ製作のシンプル化”を実現します。」

自動アートワーク作成に向けたプラットフォーム

Eskoは、新しいWebCenter向けモジュールとして、Content Managementを導入します。このモジュールにより、印刷業者や加工業者は、アートワークサービスに関連する製品を拡張できます。このソフトウェアには、自動制御プロセスが組み込まれており、既存のアートワークをアップデートしたり、単一製品からさまざまなバリエーションを作成したりすることができます。すべての関係者が、共通のコンテンツデータベースを使用し、法規制に関わる文章やコンテンツを自動的にアートワークに抽出することで、確実な法規制遵守を実現します。また、このソリューションは、パッケージコンテンツ通知用のグローバルなGS1規格にも準拠しています。アートワーク作成プロセスを自動化することで、企業は、コストを30%削減しつつ、市場投入を50%加速することが可能となり、同時に、不適格なコンテンツに起因するクレームのリスクを減らすことができます。新しいWebCenter 16は、Adobe® Illustrator®のDynamic Contentツールと組み合わせることで、パッケージアートワークの自動作成を大きく前進させます。

デジタルアセット管理プラットフォーム

パッケージサプライチェーン内で作成されるデジタルアセットは、ますます増加の一途をたどっています。このようなアセットは、マーケティング部門と共有したり、コンテンツ/製品情報管理に組み込んだりする必要があります。また、リッチメディアアセットも同様に対象にとして含める必要があります(動画など)。MediaBeaconであれば、このニーズを満たすことができます。EskoのMediaBeacon DAMシステムとWebCenterを統合すると、パッケージワークフローにおいて、各関係者がそれぞれ必要なときに必要なバージョンのアセットを利用できるようになります。この統合により、優れた品質のデザインがサポートされ、ブランドの整合性が維持され、確実な法規制遵守が実現し、市場投入を加速できます。drupaのEskoブースにおいて、MediaBeaconの機能やメリットの全容を示すデモを行います。

承認/サプライチェーン連携用のプラットフォーム

WebCenterは、仕様策定からデザイン、製作に至る作業を効率化するカスタマーポータルです。ユーザーは、すべての関係者とファイルを共有することで、承認を得たり、連携を進めたりすることができます。新バージョンでは、デスクトップコンピューターやモバイル機器の標準的なウェブブラウザーを使用して、透明度や印刷仕上げ効果を含めた3Dデザインを表示できます。WebCenter 16は、最新のウェブ技術をベースとしており、ユーザーエクスペリエンスの向上、モバイル機器での操作性の向上、検索機能の大幅な高速化を実現しています。

パッケージ、ラベル、看板/ポスター、ディスプレイ用のデザインプラットフォーム

ArtiosCAD 16は、マルチパートのパッケージやPOPのデザインとプリプロダクションをシンプルかつインテリジェントにし、生産性を高め、当て推量や無駄、エラーを減らします。レイアウトツールでは、3Dのクリップとフックを小売店舗環境に適用できます。また、適切な基材に製作要素を自動的にネスティングすることができます。看板/ポスター、ディスプレイの製作者は、ArtiosCAD 16を通じて、優れた実績を誇るパラメーター方式デザインテンプレートのオンラインライブラリーにアクセスできます。看板/ポスター、ディスプレイの加工業者は、このデザインを使用することで、3Dデザインの専門知識がなくても、複雑なデザインを迅速かつ容易に製作できます。

Studio 16は、Adobe® Illustrator®パッケージワークフローの3D機能を強化しました。このソフトウェアには、素材を選択し、印刷効果を適用するツールが組み込まれています。リアルな照明や影効果など、3D描画でさまざまな形状を組み合わせることができます。ユーザーは、3Dデザインの共有やエクスポートを行い、高解像度のパックショットとして利用できます。プレゼンテーションやキャンペーン向けにこのようなアートワークを作成する場合でも、別のソフトウェアで個別のアートワーク作成を行う必要はありません。

Store Visualizer 16は、美しいビジュアルの仮想3Dショップを作成し、陳列を行うことができる棚割りシステムを統合しました。作業は、数日単位ではなく、数分単位で完了します。このソフトウェアは、バーコードや価格、その他インポートした各製品に関連するメタデータを表示することが可能で、ショッププランニングやカテゴリー管理で使用するのに適しています。Studio Store Visualizerは、VTalesと共同開発したもので、パッケージデザインの作成とテストが圧倒的に容易で、市場投入を加速できます。

品質管理用のプラットフォーム

Zwaenepoelは、次のように述べています。「Eskoは、パートナーのGlobal Visionや子会社のEnfocusの組み込み技術を活用して、時間のかかる手動チェックを取り除きました。自動品質チェックツールにより、同じ人員、少ないエラーで、多くのジョブを処理できるようになります。この革新的技術は不安を解消し、経験豊富なオペレーターの不足という多くの企業が直面している問題に対処します。」

Global Vision品質管理ツールは、Automation Engine 16に組み込まれています。スペルチェッカーや、承認済みプロフィールに基づく自動バーコード/点字チェックなど、さまざまな機能が自動ワークフローから利用できます。品質チェックは、バックグラウンドプロセスとして実行され、Automation Engine、WebCenter、ArtPro+向けに表示可能なコメント付きデザインファイルが作成されます。これにより、検出されたすべてのエラーを対象に、迅速かつ体系的な改訂が可能になります。

Esko Software Platformは、Enfocusの技術をベースとする独自のPackaging Preflight機能を搭載しています。断裁線内部のコンテンツに対してプリフライトチェックが適用され、凡例やコントロールストリップなど、断裁線外部の情報は無視されます。また、ニス引きやエンボス加工など、技術的アイテムや非印刷アイテムは、プリフライトチェックから除外できます。これにより、必要な部分のジョブのみをチェックし、無関係なフィードバックをプリフライトレポートから取り除くことができます。自動プリフライトの有効性、そしてワークフロー全体の有効性が高まります。

パッケージプリプレス専用のプラットフォーム

Eskoは、製作用にグラフィックデザインの編集と準備を行う2つの主要なソリューションを提供しています。1つ目は、優れた実績を誇るAdobe® Illustrator®/Photoshop®向けプラグインファミリーのDeskPackです。2つ目は、WindowsとMacの両方に対応する革新的なエディターのArtPro+です。

ArtPro+は、まったく新しいプリプレスエディターで、最新の64ビットアーキテクチャーを採用しており、100%PDFネイティブです。ArtPro+は、独自の直感的なユーザーインターフェースを搭載しており、ソフトウェアツール選択ホイールにより、デザインプロセスにおいて最適なツールを迅速に利用できます。Zwaenepoelは、次のように説明します。「非常に使いやすいソリューションです。必要なときに必要な場所に情報が表示されます。このコンテキスト適応型ユーザーインターフェースにより、画面が乱れることはもうありません。オペレーターの訓練に必要な時間 が28%削減されます。ユーザーからも、新エディターを使用することで、ジョブを迅速かつ効率的に完了できると報告されています。ArtPro+は、ArtProとPackEdgeの保守契約下のアップグレードとして、インストールベース全体で利用できます。」

DeskPackとArtPro+は、Automation Engine 16とシームレスに統合するように設計されています。これからのプリプレスでは、Automation Engineにより、反復的なルーチン作業が自動化され、エディターの作業は、DeskPackやArtPro+を用いて特別な作業や品質をチェックすることに限定されるようになります。このようにプリプレス運用を行った場合、同じ人員数で40%多くのジョブが実行できたと報告されています。

Automation Engineの新しいDevice Managerモジュールを利用すると、Eskoのハードウェア製品ライン(Kongsbergテーブル、CDIフレキソプレートイメージャー)をプリプレスワークフローに接続、統合できます。プリプレスオペレーターは、Device Managerを通じて、各ハードウェアを完全に制御できます。

フレキソ印刷標準化用のプラットフォーム

フレキソ印刷加工業者は現在、シフトごとに小ロットのジョブを多数印刷するよう迫られています。しかし、新しいジョブ用に印刷機をセットアップする際、洗浄を中心に不要なインキを捨て、カラーを再現するためにテスト印刷するために相当の時間がかかります。印刷機のセットアップ時間のために、非常に多くの印刷機のキャパシティが利用できなくなっています。多くの場合、フレキソ印刷では、生産的な稼動時間はわずか40%にとどまっています。

フレキソ印刷機のキャパシティを解き放ち、プリプレスの稼働を継続する解決策は、ジョブ間で印刷機の洗浄を完全に回避することです。そのためには、インクセットを固定して印刷機を標準化し(5色、6色、または7色の拡張インクセット)、その固定インクパレットでジョブを印刷する必要があります。Eskoの固定カラーパレット、または拡張ガモット印刷ソリューションとしてEquinoxがあります。Equinoxは、非常に導入がしやすく、Esko Software Platformの不可欠な要素の1つとなっています。

Zwaenepoelは、次のように述べています。「Equinoxは、ジョブあたりの印刷の無駄を34%削減し、軟包材パッケージにおいて25%のインク節約を実現しています。このようなメリットに加え、フレキソ印刷の切り替え時間が半分に短縮され、そこから得られた製作時間はただちに利益に結び付いています。この点も、“パッケージ製作のシンプル化”を実証するものと言えます。」

継続的な開発

Zwaenepoelは、次のように結論付けます。「長年にわたって継続してきたソフトウェア開発の結果、Esko Software Platformが誕生しました。この新しいメジャーバージョンをdrupaで披露できることを誇りに思います。業界の主要な課題に対処するため、機能、相互接続、ユーザーエクスペリエンスの継続的な改善に取り組んできました。すべては、お客様の製作収益性を最大化するという目的のためです。

drupaのEskoブースでお会いいたしましょう。新しいEsko Software Platformが、今日、そして明日のビジネス目標の実現にどのように貢献できるのか、喜んでご説明させていただきます。」

実践

Esko Software Platformは、「drupa 2016」において公開とデモが行われ、2016年6月に商用リリースを開始する予定です。保守契約を結んでいるEskoのお客様は、使用しているソフトウェアのアップグレードを受け取る権利があります。今回のメジャーアップグレードによって大きなメリットがもたらされます。各地域のEskoソフトウェアサービスチームがソフトウェアの導入を担当いたします。また、導入を支援するため、Eskoナレッジベースなど、オンライントレーニングやサポートツールが用意されています。